介護疲れ

山口県で初めての裁判員裁判で介護殺人未遂事件の判決が出た。63歳の男性が60歳の妻を13年に及ぶ介護疲れから刺した事件。懲役3年、保護観察つき執行猶予4年の判決となった。心痛む事件だ。男性は自分ひとりが背負い込むケースが多いようだ。先日も3世代の家族で高齢のおじいさんがおばあさんを長年の介護の末殺す事件があった。若い人と同居していても若い者に迷惑を掛けられないと一人で介護されていたようだ。介護は体も心も想像以上に疲れるものだ。いつまで続くかわからないし重くはなっても軽くはならない。自分との葛藤も強い。今の時代介護制度もあり行政の相談窓口などを利用して息抜きや負担を軽くする事も考えるといいと思う。高齢になると情報も分かりにくくなるので周りのアドバイスも必要だと思う。我家の近くにも高齢の男性が認知症の奥さんの介護をされている。徘徊もあって目が放せないようだ。この方も娘さんが隣町におられるようだが一人で頑張っておられる。